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執筆者の写真ルイボスティーアドバイザー

ルイボス茶葉の2つの種類(発酵・非発酵)について

更新日:2023年3月15日

ルイボスティーの元となるルイボス茶葉には2つの種類があります。

一つは皆様がルイボスティーのイメージとして持っている赤い色の茶葉で「レッドルイボス」と呼ばれています。もう一つは緑茶のような緑色の茶葉を使った「グリーンルイボス」です。


レッドルイボスとグリーンルイボスという2種類のルイボス茶葉の違いと特徴について詳しくご紹介します。



一般的によく知られている赤色のレッドルイボスティーはルイボスの発酵茶葉で作られています。一方で緑色のグリーンルイボスティーはルイボスの非発酵茶葉で作られています。


レッドルイボスティーとグリーンルイボスティーの違いとそれぞれの特徴を発酵・非発酵と合わせてご説明します。


レッドルイボスティー(発酵茶葉ルイボスティー)とは?


レッドルイボスティーは世界で最も流通しているルイボスティーです。

レッドルイボスティーが最もポピュラーである理由はルイボス茶葉の製造工程にあります。


一般的にルイボス茶葉の製造の流れは下記のようになります。


①種まき

②植え替え

③収穫

④搬送

⑤裁断

⑥散水

⑦発酵(野外にて太陽の下で6~8時間放置し発酵を促す)

⑧広げる

⑨天日乾燥(さらに8時間ほど天日乾燥させます)

⑩回収


ルイボスという植物は少しの傷から発酵が始まる植物です。そのため、収穫し裁断(カット)した時点でどんどん発酵が進んでいきます。


発酵しやすい植物なので発酵を利用した製造方法になっているわけですね。


発酵したルイボスの茶葉は赤色になります。もちろん発酵度合によって赤色の度合いにも違いが出てきます。


上記のような製造方法が一般的なので世界中でレッドルイボスティーが主流となっています。


グリーンルイボスティー(非発酵ルイボスティー)とは?


レッドルイボスティーで説明した通り、ルイボスティーというのは少しの傷から発酵が進んでいく植物なので発酵させずに製品化することが難しい植物でもあります。


収穫した時点で発酵が始まるのでしょうがないですよね。


ただ、ルイボスは発酵によってポリフェノールなどの栄養が減少していくという特徴もあります。


そのため、発酵させずに非発酵状態で製品化することでよりお茶にした際に栄養を得ることができます。


しかしながら、そのためには発酵する前に非発酵状態で製品化する技術が必要となります。


そのための製法が急速な「低温乾燥」製法であり、比較的新しい技術です。


この特殊な製法はどんなルイボスメーカーでも可能というわけではなく、低温乾燥製法が可能な設備が必要となるため、グリーンルイボス自体が近年に登場した新しいルイボスであり、レッドルイボスに比べ流通量が少なく希少なルイボスとなっています。


特殊な技術が必要かつ希少であるため、グリーンルイボスの販売価格はレッドルイボスに比べ高くなるのが一般的です。



レッドルイボスとグリーンルイボスの特徴と違い


レッドルイボスとグリーンルイボスの共通の特徴として下記が挙げられます。


​【特徴】

ノンカフェイン・ノンカロリー 抗酸化作用のあるポリフェノール含有 数種のフラボノイド含有 ルイボス固有のフラボノイドであるアスパラチン含有 美容に嬉しいフルーツ酸 バランスの良いミネラル


一方で違いとしては下記の通りとなっています。

レッドルイボスティー

グリーンルイボスティー

【グリーンルイボスとの違い】

◆栄養面◆

フラボノイドの一種であるケルセチンが非発酵ルイボスの約3倍


◆風味◆

紅茶に似た豊かな風味

【レッドルイボスとの違い】

◆栄養面◆

総ポリフェノールは発酵ルイボスの約2~4倍

フラボノイドは発酵ルイボスの10倍以上

アスパラチンの含有量は発酵ルイボスの約80倍


◆風味◆

クセが少ないスッキリとした味わい


ルイボス茶葉の種類まとめ


ルイボスティーには発酵タイプ茶葉のレッドルイボスと非発酵タイプ茶葉のグリーンルイボスの2種類があります。


ポリフェノールの総量でいえばグリーンルイボスの方が多いですが、価格の違いや風味の違いがありますので、お好みで選ぶのもおすすめです。

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